暑い時期に運動をする場合、気をつけなければならないのが熱中症。
運動中はこまめに休憩をとって、飲み物を飲みましょうという話をよく聞きます。
でも実は運動を始める前にも、熱中症対策を行っておくことが大事って知っていますか?
我が子を熱中症にしてしまった経験から、いろいろ調べて実践していることをまとめてみました。
運動時の熱中症を予防するためにはまず日常生活から
これはよく言われていることですが、やはり熱中症の予防にはふだんの生活をきちんとすることも大事で す。
寝不足だったり、食事をきちんと摂っていない、ふだんは運動しないのにいきなり激しい運動をする、などは当然ながら体に負担がかかるので熱中症の原因になってしまいます。
また暑さに体を慣らしておくことも必要。
暑熱順化(しょねつじゅんか)といって、軽い運動や入浴を組み合わせることで簡単にできます。
日経ウーマンオンラインの下記記事にわかりやすく載っているので参考にしてくださいね。
熱中症対策は運動前が大事?!
日常生活から気をつけることも、運動前の熱中症対策と言えないこともないですが、ここで言うのは運動 をはじめる直前のこと。
運動開始の30分~数時間前から、250ml~500mlの水分を飲んでおきましょう。
この時の注意点はグビグビと一気に飲むのではなく、徐々に体に馴染ませるように少しずつ飲むように。
飲み物の種類は、スポーツドリンクや牛乳などのミネラル分が含まれているものがGOOD!
え?牛乳って運動後がいいんじゃないの?と思うかもしれませんが、牛乳に含まれているタンパク質(ア ルブミン)が血液の中に水分を取り込む働きを助けてくれるのでとても良いんです。
しかも牛乳にはカルシウムも含まれているので、運動前に飲んでそのあとの運動時に太陽光に当たるとカ ルシウムの体内での吸収が良くなるという副作用もあるんですよ♪
ただしカフェイン入りの飲料は利尿作用のあるために、せっかくの水分を排出してしまう働きがあるので やめましょう。
試合の前は熱中症予防に特に気をつけよう!
明日は試合だ!となると思い浮かぶのが早寝早起き。
たしかに試合に遅刻してしまったら大変!ですが、もうひとつ気をつけておきたいのが熱中症予防のため の水分補給。
さきほど運動開始直前での水分補給が大事ということは書きましたが、試合を明日に控えているという場合は前夜から水分を多めにとっておくことをおすすめします。
ただしアルコールや利尿作用のあるカフェイン入りのお茶などはもちろんNGですので「ヨッシャー!景気 づけにビールで乾杯だ~!」なんてしないようにしてくださいね。
また試合当日の朝はふだんよりも出発時間が早いため、朝ごはんを食べないで出かけてしまってはいませんか?
朝ごはんを食べないと水分摂取量も必然的に減って、試合前のウォーミングアップで熱中症になってしま う可能性も高まります。
前夜に食べやすいものを準備しておく、イザどうにも時間のないときはスポーツ向けゼリー飲料を用意し ておくなど、朝食抜きに絶対にならないようにしましょう。
まとめ
熱中症は周囲の人に迷惑をかけるばかりでなく、自分自身も辛いし、時には命を落とす危険さえもあるもの。
また一度熱中症になると体温調節機能の働きが悪くなってしまうため、1ヶ月位は再発しやすくなるので注意が必要です。
どんなに気をつけていてもなってしまうこともありますが、確率を少しでも下げるために先手を打って対策を取ってい くことが大事だといえます。
喉が渇く前の水分補給で熱中症を予防しましょう!
コメント