インフルエンザを発症してから完治するまでの治療期間はどれくらいかかるものなのでしょうか?
熱が下がって自分自身が楽になればもうOKなのでしょうか?
インフルエンザの確定診断は病院で検査が必要
インフルエンザに感染すると、高熱が出たり体の節々が痛くなったりという症状が出ます。このような症状が出て「ちょっと普通の風邪とは違うかんじがする…。インフルエンザかも?」と病院を受診。
検査の結果でインフルエンザだということが確定すると、病院で抗インフルエンザ薬を処方されることになります。
ちなみのこのインフルエンザの検査は、鼻の奥に長い綿棒を突っ込まれてグリグリと粘液を取られるため痛いのが一般的。
そのためクリニックによっては、鼻水を機械で吸引したもので検査をしたり、患者にかんでもらった鼻水で検査をするところもわずかながらにあります。
もしどうしても痛い検査が嫌だ!ということなら、事前に綿棒以外の方法で鼻水を採取してくれるクリニックを探しておくと良いでしょう。
抗インフルエンザ薬を飲んでからどれくらいで効果が出るの?
抗インフルエンザ薬を服用すれば、たいていの場合は比較的早い段階で熱が下がり体の辛さも治まってきます。
薬を飲み始めてから熱が下がり始めるまでの日数には個人差がありますが、12時間以内に解熱する人は約25%、24時間以内に解熱する人は60%、と言われています。
ただ必ずしも処方された抗インフルエンザ薬が効くとは限りません。
我が家の息子の場合、最初にイナビルを処方されクリニックで看護婦さんの指導のもと服薬。でもまる一日以上経っても熱が全く下がらず、クリニックへ相談したところ再受診するように言われ、こんどはリレンザを処方されたということがあります。
ちなみにリレンザ服用後はわりとスンナリと熱は下がっていきました。
インフルエンザの熱が解熱したあとの外出は?
しかし熱が下がっても決して油断してはいけません。ウィルスはまだ体の中に残っており依然として感染力を保持しているからです。
熱が下がったことに安心して外出などすれば、新しい感染者を増やすことになってしまいます。
インフルエンザが完治するまでは受診以外の外出は避け、インフルエンザウィルスをしっかり消滅させるために医師の指示通りに薬を飲みきることが大切です。インフルエンザに発症してから完治するまでには、普段健康な人でも一週間程度はかかるものと考えられます。
持病がある人、お年寄りや子供の場合はより長くかかる場合もあります。完治までの流れがわかりやすいように、病院では治療期間の目安を熱が下がってからの日数で指示していることが多いです。
ちなみに学校では、
解熱してから3日間は登校を控える
ようにと指示されています。
インフルエンザにかかってしまた場合、熱が下がったとはいえ体の免疫力や機能が回復しているわけではありません。人にうつさないように気をつけるだけでなく、自分自身も別の病気に感染しやすい状態であることを自覚して、しっかり休むことが大切です。
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