子供の熱が続く時は心筋炎も疑ってみてください!

子供の健康
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心筋炎という病気を知っていますか?
子供だけでなく大人もかかる病気なのですが、子供は自分の症状を正しく伝えられないだけに発見が遅くなりがちです。

小児科医では発見が難しいとも言われる心筋炎という病気はいったいどのようなものなのでしょうか?

心筋炎の症状は子供の場合どんなものなの?

心筋炎の原因になるものは、風邪などでも一般的なコクサッキーウイルス、エコーウイルス、アデノウイルスなどです。

もちろん他にも原因となるウイルスはたくさんあります。でも上記のような普通の風邪の原因となるウイルスが心筋炎の原因になってしまうということを覚えておきましょう。

まず最初の症状は、発熱・咳・喉の痛みなどの一般的な風邪の症状、嘔吐・腹痛・下痢などの嘔吐下痢症のような症状などあります。

ですので最初の診断は、風邪かウイルス性胃腸炎と言われるのが一般的です。

そして全てでは無いですが、これらの症状は一時的に軽快して幼稚園や学校へ登園できるほどになることもあります。

でもその後にまた発熱や腹痛などの症状が出て、何日も熱がひかないというような場合も。

親の目から見て「なんだかいつもの風邪とはちょっと違う?」と言う違和感がある場合が多く、発熱とはいってもひどい高熱と言うほどでは無いのにぐったりしていたり、筋肉痛や関節痛を起こして足が痛いと訴えるお子さんもいます。

心臓に炎症を起こしていることで、脈が速くなったり、逆にひどく遅くなったりという症状も現れることが多いです。

もしかして心筋炎なのでは?と心配になった私がしたこと

やけに経過が長い、普段の風邪とはちょっと様子が違う気がする…という違和感を感じて、もしかして心筋炎なのではないかと心配になった場合はどうすればいいんでしょう?

実は先日、小学生の長男が風邪をひいて高熱を出しました。

結果から言うと、私は心配だったので循環器科は専門の内科の先生を受診しました。

息子の話に戻りますが、高学年ということもあり、インフルエンザが流行っているわけでもないし下手に受診して流行中のウイルス性胃腸炎にでもなったら嫌だなと思い、様子を見ていました。

発熱して3日経ち、 4日目の朝には解熱。
その日は学校で写真撮影があり、担任の先生もできれば登校してほしいという雰囲気だったので学校へ行ったくらいでした。

ところがその日の夜中からまた発熱。
「あれ?これは普通の風邪では無いのかな?」という気がして小児科を受診しました。

血液検査もしましたが「ちょっと炎症値の値が上がっているが、風邪をこじらせたもので肺炎ではないでしょう。」ということでした。

抗生物質と咳・鼻水に効く薬を3日分処方されて帰宅。
ところがその3日分を飲み終わる日になってもまだ38度台の発熱があったんです。

そこで再度同じ小児科を受診したものの、抗生物質を別の種類に変えてさらに処分の薬を処方されただけ。

「肺炎という事は無いでしょうか?」と尋ねてみたものの、「胸の音を聞いても異常がないし肺炎という事はありえない」と言われました。

でもその日ですでに発症してから9日目。
途中、一日だけ解熱していた日はあったとしてもちょっと経過が長すぎるのが心配でした。

そこでネットで調べてみたところ心筋炎という病気があることを初めて知り、小児科医ではなかなか見つけられない病気である事、専門は循環器科である事を読んで、たまたま近所に循環器科を専門としていた開業医のクリニックがあったので受診したんです。

診察になり息子の様子を見た医師は、脈も正常であるし、そこまで元気がないというほどでもないことから心筋炎という事はないでしょうのこと。

ただ経過も長いので胸部レントゲンを撮ってみて、血液検査もしておきましょうという話になりました。

胸部レントゲンを撮影したところ心臓の肥大はなく、心筋炎の特徴は出ていませんでした。

でも肺の中に白くなっている部分があり「 ここのところが肺炎になっていたんですね。でももう治りかけているので大丈夫でしょう。」と言われたんです。

前日かかりつけの小児科を受診して肺炎ではないと言い切られたばかりだったのに…。

まぁもう治りかけという事だし、とりあえず抗生物質を処方されていたから肺炎は重症化しなかったと思うことにしましたが…。

おそらくマイコプラズマ肺炎ということでした。

ただ息子は1番ウイルスが排菌されていたであろう日に登校してしまったのに、その後1ヶ月が経ちましたが同じクラスからは誰1人としてマイコプラズマ肺炎の発症者は出ていないんです。

もともとマイコプラズマ肺炎は感染力自体はそんなに強くないものらしいので、クラスメートの体力の方が勝っていたから移らなかっただけなのかもしれませんが…。

本当にマイコプラズマ肺炎だったのかは、細胞をとって精密検査をしたわけではないので本当のところはわからないままです。

でも「ああ、クラス中がマイコプラズマ肺炎になってしまったらどうしよう!」と思っていたのでほっとしました。

まとめ

このように我が家の息子は、幸い心筋炎ではありませんでした。
「心配性のお母さんだなぁ」と笑われてしまうかもしれません。

ただしっかりと診断も付いたので、別のクリニックを受診してよかったと思っています。

もしお子さんが風邪をひいたとき「やけに経過が長い」「なんだかいつもとちょっと違う気がする」という場合は、かかりつけ医とは違う医療機関を受診してみるということもありだと思います。

なんだかかかりつけ医に悪いという気もしてしまいますが、後で何かあったときに後悔することになりかねません。

受診の際は、それまでの経過をメモに記録しておくと別の医療機関の医師に伝わりやすいので、そのメモを持参することをおすすめします。

 
【参考URL】
心筋炎<子どもの病気>の症状や原因・診断と治療方法(gooヘルスケア)

心筋炎・心膜炎 とは(日本心臓財団)

慶応義塾大学病院ホーム > 病気を知る > 心臓と血管の病気 > 心筋炎

 

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