小児がなりやすい手足口病ですが、実は大人もかかってしまうことがある病気なんです。
小さい子供がなった場合は軽い経過で済む場合がほとんどですが、大人になると重い経過になることが多いって知っていますか?
実際に大人が手足口病になってしまうと症状になってしまうの?
そもそも子供よりも抵抗力のある大人は、手足口病になってしまうことはそんなに多くありません。
ただ手足口病になった子供の看病疲れで疲労が溜まっていたり、暑さなどで体力が落ちていたりすると、感染して発症してしまうことがあります。
その症状は子供と比較にならないくらい重い場合が多く、39度台の高熱、痛みと痒みを伴う手足の激しい発疹(人によっては体中!)、口の中と喉に無数にできる口内炎、という想像したくない状況に…。
発疹は子供の場合は痛くも痒くもないという場合がほとんどですが、大人の場合は痛みもひどい場合が多いのが特徴です。
喉の痛みが強いことで飲食できずに脱水症状を起こして多臓器不全、喉の腫れがひどくなって呼吸障害をおこしたりして、大人の場合は命にかかわる事態になることもあります。
大人の手足口病を治療する方法は?
手足口病は対処療法しか出来ない病気ですが、内科を受診すれば発疹への塗り薬・かゆみ止めの抗アレルギー剤・口内炎への塗り薬・うがい薬などの薬を処方してもらえます。(症状や医療機関によって処方される薬は様々です)
ただあくまでも対症療法であり、薬をもらったもののあまり効果を感じず、塗り薬はかえって塗ったほうが痒みを感じてしまったなんていう人もいます。
ハッキリ言って薬は気休め程度くらいに考えたほうが良いです。
とはいえ、口内炎の痛みで飲食出来ない状態が続くようなら医療機関で点滴治療を受けられることもあります。
大人の手足口病はどれくらいの期間で治るの?
だいたいの人が7日間~10日間でくらいで治る場合が多いです。
ただ人によっては、完治するまで1ヶ月かかったという場合も。
そういえば私も子供からりんご病が移って発症した際は、ピリピリした痒みが完全に消えるまで約1ヶ月ほどかかりました。
どの時点で【完治】したか?というのは人によって基準が違いますが、まったく気にならない状態になるまでは少なくとも2週間くらいかかると思っていたほうが確実です。
まとめ
罹った大人はみんな口をそろえて「もう二度となりたくない病気の一つ」というほどの手足口病。
「生き地獄だった・・・」という感想を漏らす人も居ます。
そして一度なっても安心できないのが手足口病の困ったところ!なぜなら原因ウィルスの種類が多いため、一度なってもまた罹ってしまう場合があるんです。
発症しないためには子供がなってしまったら、自分自身が栄養と睡眠をとって体力温存に注意しましょう。
飛沫感染(つばなど)のほか、糞便にもウィルスが排出されるので罹患した子供のオムツ替え等がある場合は使い捨ての手袋をして対処するくらいの対応がおすすめです。
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