我が家の子供たちはスポーツ少年団で活動しています。
そのため年に2回(秋と春)に、市内の各種スポーツ少年団が集まってスポーツテストというのを受けなければならないことになっています。
この手伝いに行ってきたんですが、正直なところこれって本当に必要なの?と思ってしまうようなものでした…。
スポーツテストってどんなもの?
正式名称は“運動適正テスト”。
公益財団法人日本体育協会が、全国のスポーツ少年団に定期的なこのスポーツテストの実施をすすめているもの。
種目は、立ち幅跳び・上体起こし(いわゆる腹筋)・腕立て伏せ・時間往復走・5分間走、という5種目。
判定は、日本体育協会の体力テスト判定員の講座を受講して合格した判定員が行います。
実際に受けてみて・・・
判定員の方は講習を受けて合格している方ということですが、
かな~りその判定はバラバラな印象・・・。
時間往復走でタッチする場所は決まっているんですが、
子どもによってはズルしている子がいても目が行き届かないのか黙認なのかそのまま続行がほとんど。
腕立て伏せと腹筋の判定もあいまいで、
「それで1回ってカウントしちゃうの?」というような時があったり、
逆に「なんでここまでやっていて?」という時にチェックが入ったり・・・。
5分間走で走った距離は、それぞれの少年団でついてきている親たちが何メートル走ったかを数えているんだけど、
1人の親が何人かを見てチェックするので間違えそうで大変!
きっちりと判定されるのは立ち幅跳びくらいなんじゃないかな~という印象です。
さらにあきれたのは・・・
並んでいる列に「そこに入っちゃいなさい!」と割りこませようとする親がいたのには驚きました。
(その子どもたちに列の後ろに並ぶように注意したけど)
腕立て伏せ・腹筋は、ブルーシートを敷いた上で人数が揃うまで待機しているんだけど
先に待っている子たちに後から来た子たちが「オレたちンとこのメンバーがまだ来るからどけよ」
と言う子がいたり…。
時間往復走では、自分のチームの子を応援?するために
列を無視してギャーギャーと声援。
すぐそばにいるその子の親達は注意もせず。
少年団にまで入れてスポーツをやらせる目的って、
集団行動での規律とかマナーを学ばせるためなんじゃないの?と思うんですが…。
本当に行う意味はあるの?
そもそも子供たちの運動能力についての情報をまとめたいなら、
学校で行っているものがあるんだからそれを参照させてもらえばいいことなのでは?
わざわざ日本体育協会独自でこのようなテストをやること自体が二度手間だし、時間のムダ!
いわゆる法人の仕事づくりのための行事という気がします。
以前、市内体育大会を見学したときの印象だと
やっぱり学校の先生は仕事だから、スポーツテスト絡みの判定は
かなりシビアに行っているように見えました。
でもこの運動適性テストは、結局はボランティアの人達にやってもらっているので
かな~りアバウトなかんじ。
日本体育協会のサイトを見ると、この運動適性テストの結果をまとめて公表していますが
これだけアバウトな状態で行われているテストでは、数値の信頼性は薄いと思います。
やるんだったらちゃんとお給料をもらっている日本体育協会の職員とか、
関連団体の職員が【仕事】としてやるべきなのではないかと。
(それはそれでお金の無駄だと思いますが)
ハッキリ言ってこんないい加減なテストに付き合わされてウンザリでした・・・。
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