公的な臍帯血バンクと民間の違いとは?

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臍帯血バンクには、公的なものと民間のものがあります。その違いはどのようなものなのでしょうか。

 

公的な臍帯血バンク

国庫補助を受けて運営されている臍帯血バンクのことで、日本各地に独立した形で公的な臍帯血バンクが存在しています。この各地の臍帯血バンクの取りまとめ役をしているのが「日本さい帯血バンクネットワーク」です。

提携している医療施設で出産する場合に臍帯血を提供することが可能です。費用は無料ですが、採取した臍帯血はお母さんのものでも赤ちゃんのものでもなくなります。

提供した臍帯血は第三者の治療のために利用されることになっているため、我が子が病気になってイザ利用したいと思った場合には可能かどうかわかりません。

ただ日本さい帯血バンクには30000近くの臍帯血が保管されていて、臍帯血移植を希望する90~95%の方たちに臍帯血を提供することができる状況になっているそうです。

2006年9月に、秋篠宮妃紀子さまがご出産された際に皇室関係者ではじめて臍帯血を提供されたことで臍帯血バンクの存在を知った方も多いのではないかと思います。

民間の臍帯血バンク

企業として臍帯血の保存を事業にしている臍帯血バンクのことで、日本全国に採取を協力している病院があります。

現在国内にある民間の臍帯血バンクで代表的な会社は、ステムセル研究所とアイルの2社です。
保管の初期費用と最初の10年間の保管をあわせた費用は、だいたい25万円前後。もちろん10年経過後も追加料金を支払えば保管の継続が可能です。

赤ちゃん本人と兄弟・家族のためだけに臍帯血を使用することができます。

どちらに保存する?

これは親自身の考え、出産する病院、経済的な状況などによって違ってくることだと思います。

出産する病院が日本さい帯血ネットワークの提携病院の場合、個人で臍帯血の保管をしない(民間に保存しない)なら公的な臍帯血バンクへの提供を提案されることがあるそうです。

ただ日本全国の出産可能病院の中で、日本さい帯血ネットワークを提携している病院はそう多くはありませんので、自分が公的バンクへの提供を希望してもかなわないことも多いと思います。

その点、民間のバンクは日本全国どこの病院でも対応可能です。ただし担当医がOKであれば、という条件がつきます。

参考サイト

今回の記事を書くにあたって読んで参考になったサイトや関係のあるサイトです。

●読売新聞の医療サイト「再生医療」ルネサンスの特集記事です
↓↓↓
保管者のために使える有償の民間臍帯血バンク
車いすの母 娘のための臍帯血保存
民間臍帯血バンク保管は2万4000件以上
民間臍帯血バンクが破産 保管法などルール作り必要

●公的な臍帯血バンクです
↓↓↓
日本さい帯血バンクネットワーク

●民間の臍帯血バンクです
↓↓↓
ステムセル研究所
アイル臍帯血ファミリーバンク

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